老人、という言い方は失礼ですね。

お年寄り、というのもあんまり好きじゃない。

人生の先輩達が主人公の映画が好きです。

そして旅の途中で

様々な人と触れ合うロードムービーが好き。

この映画は、前の会社の

映画好きな男の子から薦められました。

デビッド・リンチ監督っていうと

もしかして難解？？と不安でしたけど

（私は難解な映画が苦手です*_*;）

見事に裏切られました。

田舎町のおじいちゃんが

遠くに住む兄に会うために

時速8キロのトラクターで

トゥクトゥクと旅に出ます。

物語も時速8キロでのんびりと進みます。

画面の下半分は

どこまでも続くトウモロコシ畑と

まっすぐな道。

そして上半分は

ただ広い、ひろい、広い空。

大画面で観たらもっと素晴らしいだろうな。

何度も何度も止まっては

人を助け、人に助けられ。

ストレイトという名のおじいちゃんの

まっすぐな、まっすぐな物語。

観終わったあと

じんわりとほっこりと

心が温かくなる映画です。

『ストレイト・ストーリー』

　1999年　アメリカ

　　　　（画像はamazonからの引用です）