スター誕生
映画好きの友人に
「ようこそ映画音響の世界へ」
というドキュメンタリーを勧められた。
ハリウッド100年の歴史の中の
「音響」という部門にだけスポットを当て
転機となる作品をたくさん紹介している。
1976年のこの作品で
初めてステレオサウンドが導入された。
主演で製作総指揮だったバーブラ・ストライサンドの発案だった。
彼女はこの映画の製作に600万ドル投資し
さらにサウンドの為に100万ドル追加した。
のちに映画を観たワーナー社は
100万ドルは自分たちが出すと言ったそうだ。
Love Theme From "A Star Is Born" (EVERGREEN) / Barbra Streisand
2018年のレディ・ガガ版も素晴らしかった。
私は友人に伝えたけれど
「前の映画が好きすぎて観れない」
と彼女は言った。
分かった気がした。
“A star is born”
恋人に促されて初めて舞台に立つシーンがある。
まさにスターが生まれた瞬間の
バーブラ・ストライサンドの
圧倒的な歌声に鳥肌が立った。
映画館でステレオサウンドに包まれて
もう一度この映画に酔いたい。