ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

これなしではダメ

通販で注文していた商品が昨日届きました(^^)


2年ほど前「ホームカミング」

という海外ドラマを観ていて

出演者の一人のおじさんが掛けていた老眼鏡。


ドラマの話よりもそっちが気になって

どこで買えるんだろうと思いつつ

そのままになっていたんだけど

この前姉に話したら

火野正平さんが番組で掛けていて人気らしい。


「シニアグラス 火野正平」

で検索したらあっさり出てきた^.^;


首にかけるタイプで

真ん中で分かれたフレームの中央が

磁石になっていてくっいています。

(↓左のほうです。)


ちなみに↓は畳んだ状態(^^)

右の方は5.6年ほど前にこれも通販で

買った外出用のシニアグラス。

たたむと薄くなってケースも不要なので

とても重宝しています。


普通のは100円ショップでも気軽に買えるので

仕事用のカバン、車の中とか

各部屋にも一個づつ(^^ゞ


スマホを使いだしてから

みるみる老眼がすすんで

もうこれ無しではニッチもサッチもいかない!


若い頃は

「焦点が合わないってどうゆうこと?!」

なんて思っていたけど

今は悲しいことに 

食べているおかずの具が

見えなかったりします。。。涙


でも切り替えて

メガネのおしゃれを楽しもうと!

シニアグラスは割と手頃に買えるので嬉しい。

「天国じゃ、みんな海の話をするんだぜ」

モノクロに赤のタイトル

クールな映画かと思わせて

おバカな男達がかなり笑える。

ドイツにこんなお洒落な映画もあるんだと

(失礼!)


余命わずかの正反対の二人が

病室で隣同士になって…というと

あの名優二人の映画が有名だけど

私はこっちの方が断然好き。


主演のワルな方がまさにタイプだけど

連れになる彼も

物語が進むにつれて

だんだん格好よく見えてくる。

そしてワルそうだった彼も

可愛く見えてくる。


小気味よいテンポ、はまる音楽。

まったく潔い87分。

難しく考えること一切なし。

でも時々挟まれる

詩のような言葉たちが沁みる。


ラストが死だとわかっているのに 

こんなにスカッとした気分になるのはなぜ。

愛おしくなるラストシーン。


3度目に観てもやっぱり好きだった。

もしも予定のない87分があったら

覗いてみても損はしないと思います(^^)


海へ行きたいなあ。


『ノッキン・オン・ヘブンズドア』

 1997年 ドイツ

父のこと!

私の父はユニークな人でした。


靴屋に奉公して店を出すも失敗し

当時人気だったダンスホールを始め

小金を貯めてブームが去ると

次は食堂と喫茶店

ビルが建つことで立ち退きになると

もう商売は飽きたと言って

ロクロを習いだし陶芸を始めました。


155センチの私と並ぶほどの身長で

ずっと坊主頭(北島三郎さんに似てました)

飾りがないと言えば聞こえがいいけど

もう少しカッコつけてほしかった。

思春期の私は恥ずかしくて

友だちのお父さんが羨ましかった。


でも大人になってから

父が亡くなってから思うと

オモテウラの無い人だったなと思う。

自分より弱い立場の人を大切にしていた。


面白いこと、新しい事が大好き。

食堂をやっていた頃

朝からいないと皆で探していたら

夕方ふらりと帰ってきて

当時出来たばかりの空港から

用もないのに名古屋へ行ってきたという(^.^;


瀬戸大橋が完成と聞いたら見にゆき

何の行列かわからないのに

ディズニーランド行きのバスに乗り…


歳をとってからも

計画無しのふらり旅に出かけていました。


昔は否定していたけれど

私の中にもそんなこんなの素質があるみたい笑


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先日劇場で観たこの映画。

主演男優賞アンソニー・ホプキンスの名演。


認知症の人を外から眺めた映画はあるけど

内側から見た世界を描いたのは無いかも。


今まで娘だと思っていた人が違ったり

つじつまが合わなくておかしくなってくる。

自分が壊れていく感覚ってこうなのか。

恐い。

壊れたくない。

でも誰にでも訪れるかも知れない現実。


『ファーザー』

 2020年 イギリス・フランス合作