ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

軽さと手ざわり

この頃ものを選ぶとき

うつわでも靴でもカバンでも

「かるい」ということが

すごくポイントになっているなぁと思う


手に取ったときの軽さ

ちょっとの差だけど

「軽いな」と思うと楽になる


毎日使うものは疲れないことが一番

若いときは感じなかった重さ

その軽さが優しさに感じる


軽くするということには技術がいる

要らないものを削ぎ落とし

本当に必要な最低限の機能性


そして大事なのは手ざわり

「手に馴染む」という感じ


ザラザラしているのは好きじゃないけど

あまりにもツルツルというのも冷たい


色と形

それももちろん重要だけど



糖尿病になってご飯を減らしたので

小さな飯碗を探した


見たときは飯碗にしては線が細いし

茶碗なのかなあ…

でもそれは使い手の自由なのだし


見た目より軽い

風合いは土っぽいけど釉薬が綺麗に薄く掛かっているからツルリとしていて汚れも落ちやすそうだ


実際に使ってみたら

この高さが私の手に丁度はまる


ご飯を盛ったときの感じもいい

少なくてもサマになる



こちらの器も同じ窯のものだ

煮物をイメージして買ったけれど

毎日これでヨーグルトを食べている


深さと大きさがちょうど良い

スプーンですくったときの感じ…


一時間くらい時間をかけて

ゆっくり選んでくるけれど

実際に使ってみないと分からないことがある


まず真っ先に目についたものが

結局一番良かったということもある


付き合ってみないとわからない