ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

私を揺さぶる音

昨日の午後、太鼓のコンサートへ行った。

太鼓が盛んな地元で

毎年開かれているフェスティバル。

(去年はコロナで中止だったそうだ)


もう20年近く続いているイベントなのに

すぐ近くの町だというのに

ずっと気になっていたのに

私は今年初めて観に行った。


もっと早く気づけば良かった。

いや、今行くことができて良かったと思う。


林英哲さんや「鼓童」の演奏を生で聴けた。

全国大会で優勝したという

地元のジュニアのチームも素晴らしかった。

型にはまらない東京のチーム「ひむかし」も良かった。

すべてのチームの演奏が一流だった。


ズンズンとした響きを全身に浴びて

だんだんと身を乗り出して

両足でリズムをとって

私は一人で太鼓の世界に浸っていた。


特にラストの鼓童の演奏。

「一糸乱れず」というのはこれだ。

完璧な演奏で、それでいてお祭りのワクワクした気分にさせてくれた。

皆が自信に満ち溢れた笑顔で

太鼓を演奏する喜びが伝わった。

本当にもう一度観たいと

佐渡が島にある鼓童の村を訪ねてみたいと思った。


祭囃しを思い出させてくれた

笛と太鼓と鐘の音。

お祭りって良いよなあ。

人が集まって騒ぐって大事なことなんだよ、絶対。


来年も行くと決めた。

もっと早くチケットを取って

演者の顔や汗までも観たい。


そしていつか自分でも

この手であの感覚を体験してみたい、

と思った。