ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

闘い

今日の午後

小中学校の同級生と電話で話をした


彼女とはたぶん

小学校で一度同じクラスになったくらい

かすかに家に遊びに行ったような記憶があるけど定かでは無い

何しろ50年前の話だから(笑)



他の同級生から

彼女が膵臓がんだということを聞いたのは

確か今年の5月

私が人間ドッグを受けていた頃


そのころはまだ

自分の体の中がこんなになっているなんて

夢にも思っていなかった

誰だってそうだ



家で療養中の彼女が

ラインの相手を探しているということだった

同窓会の世話をいつもしてくれる

陸上部の同期からその話をきいたけど

私は彼女にラインする勇気がなかった

ずっと目をつぶっていた


そして一昨日

思いきって彼女にラインをした



私を覚えているだろうか…

バスケ部のキャプテンでボーイッシュで

そこらの男の子よりカッコよかった

私は密かに憧れていた


私のラインを喜んでくれて

今日は電話で話すことができた


一瞬で縮まった年月

抗がん剤治療で身体中の毛が無くなったわー

と笑っていた



激しい治療はもう止めて

自宅をホスピスにしてお母さんと2人

静かに暮らしているという

彼女は結婚を一度もしていない



笑える話を書こうと思っていたけれど

そんなことをしている場合ではない


これからの治療を考えた

まず悪い腫瘍は全部取ってもらおう

信頼できる先生にも出会えた

第一回目の手術は10/8


リンパに転移している可能性もあります

その場合は薬物治療で…


もしも転移していたら

私は陽子線治療をしよう


膀胱ガンになった高校の同級生から

先端医療の話を聞いた


私の保険の担当の人に

先端医療特約に入っていることを確認した



私は闘う


フェンシングかもしれない

柔道かもしれない

ブレイクダンスかしれない


ともかく

個人戦であることに違いはない


ミリオンダラー・ベイビーのように

闘って

戦って

闘ってやる


今の優秀なトレーナーは

とてもユニークな髪型をした

年齢不詳の担当医だ


僕みたいな三流病院の詐欺師みたいな医者に任せて良いんですか?

立派な大学病院のピカピカの先生の勉強の為にそちらへ移って頂いても構いませんよ



僕は貴女のCTの画像を見て

一日考えて作戦を練ってきました

決して簡単な手術ではありません

これからは険しい山を登ることになります

その覚悟はありますか


詐欺師…? 最近聞いた気がする^^;


もう心を掴まれていた


内科の先生には彼が県下でも優秀な医師であることを聞いている


一回目の手術が成功したら

歳を教えてくれると約束した


とても楽しみだ(◔‿◔)