ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

美術品の搬送

京都国立博物館で

「最澄と天台宗のすべて」を観た


日本国中の寺から集められた

国宝級の仏像たちを見て、ふと

これらを運んだ人達の事を思った


複雑な形状の衣や

繊細な指先や

長い腕が折れてしまいそうな立像とか

いったいどうやって(@_@)


ついうっかり、、など絶対許されない

考えただけでも震えてしまう

私みたいな慌てものは断じて、無理だ






東寺で沢山の仏像を見た


荘厳な薄暗い空間の中で

諫めるでもなく語りかけるでもなく

静かにそこに居られた


遠方へ運び出された事もあっただろう

手を合わせ 心を一つにして

また元の位置に還るまで

祈り続ける作業なのだろう


造る人

守る人

運ぶ人


人間の仕事とは

凄いものだと思った



東寺講堂 降三世明王立像

(画像はお借りしました)