ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

真綿に包まれた樫

毎朝きちんと同じ時間に

記事をUPされるブロガーさんがいます。


文章からもその手仕事からも

しっかりした信念が感じられて

でも決して他を寄せつけずというのではなく

優しいコメントをして頂きます。





若いときから

静かで物腰が柔らかいのに芯のある先輩に憧れていました。

職場などでそんな先輩に出会うと

「真綿にくるまれた鉄骨」のようだと思いました。


でも鉄骨は錆びるので

しなりのあるグラスファイバーが良いかな…


いや、永久に変わらないのはおかしいし

なんといっても温かみがない。


そうだ、樫カシだ。

子供のころ痩せっぽちだった私に母は

「細くても樫や」

とよく言っていた。

母も細い人だったけど体は丈夫だった。

小学校と中学校(当時は尋常小学校)の9年間無欠席で表彰されたんだと自慢していた。

そういえば私も職場で体調が悪くて休んだことは無いかも…


木材の中で一番堅い樫。

樫の木の実がドングリだと知って

ますます好きになりました。



「真綿にくるまれた樫」

でも想像してみると、それだけでは綿が心もとないし見た目が味気ない…


周りに美しい布をまとわせよう。

絹でも木綿でも純毛のニットでもいい。

大島紬だっていい。

本物の素材が良い。


なめらかに磨かれた真っ直ぐな樫の木が

静かにひっそりと入っている


それが私のあこがれの

凛としたひと、です。