憧れの「読了」
2週間の糖尿病の教育入院のために
何冊かの文庫本を持ってきた
平積みされたその中の一冊を何気なく
初日に手に取った
以外にも
平日は検査続きで忙しい
ましてや思ってもいない宣告で
頁をめくっても全く頭には入らなかった
一週間を過ぎた頃から心が落ち着いた
読み始めると止まらなくなった
潔い、美しい文章が小気味よく頭に染み込んだ
この本を手に取らせてくれた
天使がいるに違いない
母かもしれない
この今読めたただ一冊の本が
この作品であることに感謝しかない
関寛斎という100年前の医師と
その妻 あい の物語
第一章 逢
第二章 藍
第三章 哀
第四章 愛
スマホが重くて動かなかったときに
思わずノートに書き留めた
蕁麻さん
この作家を
教えてくださってありがとうございます
やっと初めて読了が書けました
m(_ _)m