十五才
観ると必ず泣いてしまう映画があります。
お涙頂戴の映画は嫌いです。
(お説教臭いのも苦手^^;)
人の生き死には悲しいけれど
人が泣くのはそればかりではありません。
「笑えて泣ける」
そんな映画が好きです。
この映画は「学校」シリーズの最後ですが
(実は前の3作を観ていません^^;)
この映画の舞台は学校ではありません。
不登校の中学3年生が主人公です。
彼はある日
屋久島の縄文杉を見たいと思い立ち
横浜からヒッチハイクの旅に出るのです。
旅の途中で出会う人達みんなが
少年の学校になります。
どのエピソードも必見だけど
私が一番好きなのは屋久島で最後に出会う
丹波哲郎「バイカルの鉄」
Gメン75(懐かしい〜)のボスとか
重厚な役が多いけど私はこの役が一番好き。
九州男児の頑固ジジイ。
ボロ屋に一人で住み、バタバタのポンコツ車をムチャクチャに運転する(笑)
戦争で行ったロシアの唄をカラオケで熱唱するのがお決まりらしい。
お供に付き合わされる元クレージー・キャッツの二人(桜井センリと犬塚弘)が又いい味❢
暴走する頑固ジジイの車に乗らされる二人の顔を見てほしい(@_@)
こういうとこ、やっぱり寅さんなんだなあ。
今15才の子にも これからなる子にも
四の五の言わずに
かつて15才だったおじさん、おばさんにも観てほしい。
トラックドライバーの赤井英和が言う。
「兄ちゃん、15才か、ええなあ!」
おばちゃんも旅がしたいなあ(◔‿◔)