ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

家に戻れました

昨日は11時からのシフトでした。

雨が激しかったので

いつもは歩いて通勤ですが車で行きました。


13時過ぎに職場へ

在宅ワークの娘から電話が入りました。

そんなことは今まで一度もありません。


何度も警報が鳴っていて

近所の人は皆さん避難しているとのこと!!


すぐに帰ったほうがいいと言われましたが

娘の話では道路がかなり冠水しているようでした。


私が働いている場所は大きな商業施設です。

災害があったときの避難場所にもなっていると聞いています。

それならばこちらに居たほうが安全なのではと考え、娘に車で来るように伝えました。


幸いにまだ走行できる状態だったので良かったです。

屋上に車を停めて避難することにしました。


少し服が濡れたので長袖のTシャツを買い

お腹が空いたのでフードコートでお昼を食べました。食料でも何でも揃うので有難い。


14時半に情報が。

いつも私が歩いている川が氾濫したというのです。

我が家から1キロほどの距離です。


家に帰れないかもしれない。


車中泊することを相談して夕食と朝食を食料品売り場で買い、寝具売場でセールしていた千円の薄い肌布団を買いました。


店内には人はいませんでしたが屋上に停まっていた車は多かったと思います。




夕方になって雨が止み

暗かった空が晴れて太陽が顔を出しました。


嘘のように美しい夕焼けでした。




店が20時で閉まるというアナウンスを聞き

1階の駐車場に車を移しました。


家の付近へ行ってみようとしたのですが

通行止めになっていて行けませんでした。

道路上で(水が入って)動けなくなっている車もありました。


ちょっとした高低差でこんなにも明暗が分かれるのだと実感しました。

私はあまり考えていなかったのですが

家を建てるときは「海抜」って大事ですね。

水は高→低へ。

それは自然の原理なんですよね。


夜中2時頃に行ってみると

道路の水は引いていて家まで戻ることが出来ました。


普通に家に帰れるということが、どれだけ幸せなことなのでしょう。

幸いなことに全く被害がなかったことに感謝です。

そして心配して連絡して下さった知り合いの方々に感謝です。


水害で被害に遭われた方々の気持ちが

恥ずかしいほどほんの少しですが解った気がします。


これからの酷暑の中

後片付けなど大変な作業があると思いますが

どうぞ体力を奪われませんように…

心よりお見舞い申し上げます