ちょこっと日々のこと

今まで生きてきた私の中にあるもの

大人の事情

一昨年結婚した長男とお嫁さんは

父親、つまり私の前夫と住んでいる。


別居したとき長男は高1だったのだが

「お父さんが一人になるから向こうへ行く」  

と言って家を出た。  


今は正月お盆には来てくれるけれど

高校生の頃は父親に気を使ってか

ご飯を食べにおいでと言っても来なかった。


その当時は

同じ年頃の男の子を見ると泣けてきた。

お弁当を作りたかったし

野球の練習着を洗ってやりたかった。


大学生になってから彼が間に立ってくれて

やっと離婚が成立した。

私は跡取りで夫は養子さんだったのだ。

お見合い結婚だった。


女性でもギャンブルでもなかったのだけど

私の知らない間に勝手に作っていた借金が 

ニ度もあったので二度目に子供達に相談し

離婚しても良いよと言われたので決心した。

積もった借金は小さな家が建つほどあった。


幸い父の残したおんぼろアパートがあり

その土地に小さな家を建てた。

娘二人の養育費は無かったが家賃がいらなかったことが本当に助かった。



長男夫婦と長女夫婦は

仕事でもつながりがあって仲がいいので

前夫とも交流がある。


長女の一番上の息子は小4なのだけれど

そういった「おとなの事情」が

このところ解るようになったようだ。


この前遊びに来たとき

(週末はほとんどやって来る^^;)

「ばぁばって●●のじぃじとリコンしたんやよねー」

と俺知ってるぜみたいな顔でニヤニヤしながら言った。


ついにバレたか…(◔‿◔)

「そうやよー」

「ふーん」

それ以上はなんで、とか聞かなった。

なかなかワカル奴である。


長男が結婚した時から

元夫も自分の年金の中から足して

私に月々送金してくれるようになった。

驚くほどに私のパート代以上の金額だった。

お嫁さんに感謝であるm(_ _)m


一緒に住む次女も生活費を入れてくれているので

そのお金は将来

自分が旅をするために貯金している。


私は今、幸せだ。


昔はそう思うことが怖かった。

浮かれているとまた何かあるんじゃないか… 

と常に思っていた。


でも今は素直にそう言える。

そう言えることが幸せだと思っている。